体の中の原始信号  中国医学とX-信号系 Ⅲ (間中喜雄 板谷和子)

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身体は

地球という

時空間に影響される

脳をひとつのホログラムと

とらえて考える時、


そこにもうひとつ

大きな可能性が生まれている。



それは、


人間の脳そのものが

この地球全体のホログラム

かもしれないというものである。



そしてもしかしたら、


体の細胞ひとつひとつが

地球全体を投影している


と考えることも

できるかもしれない。




ある時、私どもは


患者を回転ベッドに寝かせて

東西南北に一回転させてみた。


すると

ある角度で

腹部の圧痛が

ほとんど消失してしまった。



人はふだん忘れているが、

地球の大きな磁場の中で

暮らしているのである。



生体の機能に

種々のバイオリズムがある

ことは知られているが、


中国医学では

天体の運行と疾病現象の関連について、

詳細な観察をしている。


たとえば


夜は陰、昼は陽と区分して、

ある種の薬物の

使用すべき時間を指定する。



これは、体の各臓器、

自律神経のリズムが存在する以上、


それが理にかなっていれば

考えてよい基準である。



簡単な例では、

一般に

睡眠薬は昼間飲んでも

それほど効かない。


下剤も、

その効いてくる時間が

ちょうどその人の

排便時間に一致する方がよく効く。




中国の暦は

十干十二支に基づいているが、


中国医学の古典では

これを経穴(ツボ)に配当して、


一日の時刻によって、

“開穴”する経穴が定められており、



その特定時間には

一般の法則、基準にない影響が

見られることが記されている。




現在ではこのような法則を

意識的に試みている人は少ない。


しかし私どもは、

古典的鍼灸が


自然と人間との

交感から説きはじめているのは、


極めて合理的である

と考える。


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by sinonome-an | 2018-02-23 00:00 | 本からの資料

心と身体を観照する


by しののめ庵